アプリ担当者が知っておきたい、 導入後、利用者が増えないその理由とは?

いまや、ひとり一台スマホを持つのが当たり前の時代。生活者との接点にアプリを活用する企業が増えています。しかし、アプリが普及しはじめたのはここ5~6年のことであり、企業側にノウハウがたまっていないことが一般的です。ランチェスター(※)では、事業会社のデジタルに関わる担当者の方と同じ目線で、事業課題に向き合い解決に導きます。

※株式会社ランチェスターはメグリ株式会社に社名変更しました

今回は、アプリ導入後の悩みとしてよく聞く「アプリを導入したが利用者が増えない」というケースについて考えます。

 

まず、確認してほしいのが、お持ちのアプリ、会員情報がアプリとECで別々になっていないかということなのです。実際、様々な情報がバラバラに管理されていて統合されていないアプリは少なくありませんが、顧客側からするとそれが不便の原因だったりもします。

 

例えば、アプリにログインしているのにECを利用するとなるとはじめから情報を入力しなければならなかったり、一度、ログインしたにも関わらず、毎回、ログインを求められるためです。アプリを介して様々な情報にアクセスできるようにしている以上、店舗とECが別扱いという企業都合はお客様には関係のない話です。

 

また、アプリを介したコミュニケーションにお客様の情報を活用できないと、ムダな情報を送りつけることになりかねません。例えば、プッシュ通知。プッシュ通知はアプリの最大の武器といっても過言ではありませんが、何でも一斉送信で送り続けていませんか? 我々が思っている以上に、お客様には時間がありません。興味・関心のない情報をプッシュ通知で送ってしまってはエンゲージメントを得られるどころか、かえってお客様の不満の原因につながってしまいます。

 

また、アプリ利用者を掘り起こすために、プッシュ通知やコンテンツのタイトルを「煽る」「盛る」といったやり方で凌ぐ…という話も聞きますが、本来アプリは、ロングテールでお客様との関係性を構築するものであり逆効果です。

 

アプリの利用者を増やすために欠かせないこととして考えないといけなのが、店舗やECなどの会員情報とアプリの情報を統合することです。それにより、アプリ内のログデータと、店舗やECそれぞれの購買データ、さらに、プッシュ通知の開封率などの情報を複合的に分析ができたらお客様(ユーザー)のことをより多面的に知ることができます。さらに、ユーザーにとってより利便性の高いアプリの提供が可能になります。
アプリの開発運用についてお困りのことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。経験豊富なスペシャリストが、解決へと導きます。

アプリ開発について相談してみる